面接のTIP
あなたはどう貢献できますか?また関連のあるスキルはお持ちですか?
面接試験の際、面接官は2つの質問を頭に描いています:この人物は組織にどう貢献できるであろうか?なぜ採用するべきか? このどちらの質問にも応えられるように準備をしておいてください。はっきりとした受け答えを持って面接官に良い印象を与えるために、応募しているポジションにそった応答を用意しましょう。会社のために何ができるか、過去の経験がどのように生きていくか、明確に答えられるように答えを構築しましょう。
先方が望んでいる経験と全く同じ経験を持っていなかったとしても、過去の経験がそのポジションとどのように関連するかを説明することができれば、面接官は簡単にあなたに付加価値を足すことが出来ます。曖昧なレジュメも多いため、面接官がいつも過去の経験と現在応募しているポジションとを結びつけて考えているとは限りません。ですので、その分野における経験がなかったとしても、類似した状況での経験をもとに、どの様に貢献できるかを説明できなくてはなりません。なにを経験していないのではなく、何をしてきたかが面接での成功へとつながります。
・ ポジションに関連したあなたの能力/素質
・ 会社の要求に応えることができるか?
・ 個人としての特性、性格、自己表現
・ コミュニケーション能力
・ ワーク.スタイル
・ 個人的な価値観、優先事項
常に、プロフェッショナルに見えるようにしてください。一番のスーツを着用し、小さなことは関係ないと思わないで下さい。爪は清潔か、スーツにはアイロンがかかっているか、クツは磨かれているか、これらのビジュアル的な印象も面接官に対しての印象の違いを生み出します。
ビジュアル面と同様に、面接時にはプロフェッショナルな話し方や機敏性も大事になります。前もって回答を用意しておかない場合、全ての質問に対して明確に答えるのは決して簡単ではありません。ですので、聞かれるであろう質問を前もって想定して、練習しておくことをアドバイスしています。前もって答えを準備していない場合、それらに対する答えはまとまりがなく説得性に欠けるものになってしまいますが、前もって正しい考慮がされていれば、面接に勝利することができます。
あなたの経歴書や過去の経験に対する特定の質問以外には、次のような一般的な質問が想定されます:
・ あなたの長所/短所は?
・ 5年後の自分はどうなっていますか?
・ 付加義務についてどう考えますか?(やる気と意欲についてのチェックです)
・ 「このような状況では、どう行動しますか?」のような仮定に基づいた質問
自身を売り込むことと、なぜ自分が理想的な候補者かの説明に成功した後は、あなたが質問をする番です。もちろん、最初の面接ではあまり難解な質問は避けた方がいいでしょう。しかし、このような競争の厳しい市場においては、あなたも面接官に対してある程度の面接を行っているということを常に覚えておいて下さい。面接からどのような情報を入手したいのか考え、洞察的な質問をしない場合、逆に面接官に悪印象を与えてしまうこともあります。聞くべきでない質問の一つは給与に関してでしょう。これらはもっと後の面接にて話されるべき事項です。
良い質問例:
・ 職責と職務内容の詳細についての質問
・ 職務上の最大/最小の難問
・ 同様なポジションにいる人物の標準的な1日の職務スケジュール
・ そのポジションの将来性について(promotionなど)
・ 面接官個人にたいする質問:あなたがこの会社に入社した動機/理由は?職場環境はどうか
・ 市場全体についての質問
・ 競合他社について。他社との競合状況について。
ポジションを紹介してくれているヘッドハンターを通して、または直接応募の場合は直接、面接官に対してフォローアップを行うことを忘れないで下さい。フィードバックを得るという面では、ヘッドハンターは非常に有益な情報源です。面接の次のステップに進めなかった場合でも、次回のための面接の助言や、面接官があなたから受けた印象などについてヘッドハンターを通して得ることができます。通常、面接官は面接した人材に関して非常に正直な感想をヘッドハンターに話しますので、この情報を次回に活用するべきでしょう。
DO:
・ 応募している会社のバックグランド・リサーチ
・ 一番(一張羅)のスーツを着て
・ 時間厳守
・ 自身に満ちて、自分の意見をはっきり言い、良い応答をするというイメージを与える
・ 笑顔で
・ 面接官とのアイコンタクト
DON’T:
・ 神経質な動作(貧乏ゆすり、指をならす、など)
・ 同じ事をなんども言ったり、「えー」「あのー」などと繰りかえさない
・ 長々と話さない。情報的だが簡潔な応答を心がけて下さい。
聞かれるかも知れない質問例:
・ いつ転職をしようと決断されましたか?
・ なぜ以前の会社を退社し現在の会社に入社されましたか?
・ あなたの理想的な仕事を説明してください
・ 自由な時間(余暇)はどのように過ごしていますか?
・ 批判に対して、どのように対応/反応しますか?
・ 自身のキャリアで求めている最も大切なことは?
・ 我々の組織(会社)にどのように貢献することができますか?
・ ご応募されているポジションについて、何をご存知ですか?
・ 弊社について、何をご存知ですか?
・ この業界について、何をご存知ですか?
・ ご自身の性格を3つ教えてください。
・ 現職での最大の難題と、それにどう立ち向かっているか教えてください。
・ 成功する管理職の人材は、どのような素質を持っているべきと考えますか?
・ 人生において成功を収めるためには、どのような素質が必要とお考えですか?
・ 3年の経験を持つ方が理想的な候補者だと考えていますが、あなたにはありません。それでもなぜあなたを採用するべきなのでしょうか?
・ クビになったことはありますか?
・ 入社しようとしている会社に対をどのような判断基準で評価しますか?
・ 売ることの(営業の)どこが好きですか?どこが好きではないですか?
・ 前職において最も誇りに思っている実績は?
・ お金と職務内容、どちらが大切ですか?自身の最大限の労力を出すためには何が原動力となりますか?
・ あなたのどのような素質が、ビジネスでの成功へと導いていますか?
・ 上司と部下の間にあるべき関係について説明してください。
・ プレッシャー下ではどのように仕事をこなしますか?
・ 入社する際、会社規模にはこだわりますか?それはなぜですか?
・ どのような大きな問題に遭遇し、どのように対処/解決しましたか?
・ 長期的なゴールについてお聞かせください。今後3年、5年、10年で、仕事上で何を達成していきたいですか?
・ 最後に読んだ本についてお話しください。
・ なぜあなたを採用するべきでしょうか?
・ やられていること(仕事)において、あなたは優秀ですか?
・ 現在の給与額は?
・ 何かご質問は?(最低でも1つ、できればそれ以上の質問を返すようにしてください)
面接時に聞き返すのに適した質問:
・ もしあるならば、どのような正式なトレーニング/研修が提供されるか?
・ 現在応募しているポジションにおいて優秀な実績をあげたと想定して、昇進はいつくらいになると期待していいか?
・ 昇進に関する基準は?どのように評価されるのか?
・ このポジションと会社は、どのような(個人レベルの)将来的な成長の可能性を与えてくれるか?
・ この会社の最も良い面はどのような点か?
・ 海外出張の可能性は?
・ 社員の中で、最も成功をおさめている人たちに共通する素質は何か?
(面接官に対して)
・ あなた自身はこの会社で勤続何年になるのか?
・ 以前はどこの会社にいたか?
・ なぜこの会社に入社したか?
・ なぜ私はこの会社に入るべきか?